宮崎市にお住いのK様より和室のじゅらく壁(砂壁)をクロス(壁紙)にしたいとのご相談を頂きました。
左官仕上げの「じゅらく壁」「砂壁」をクロスに変更する方法は以下の2つが考えられます。
和室のじゅらく・砂壁をクロス(壁紙)に変更するには
- 5.5mmベニヤやプラスターボードを壁に貼り付け下地を作る
- 既存のじゅらく・砂壁を剥がしてパテ・シーラーで下地を作る
この2つですが、何が違うのかと言うと「費用」と「仕上がり」、「作業時間」が大きく違うと言えます。
どういうことかと言うと、パテ、シーラーで下地を作る場合は「クロス職人」だけで作業が完結しますので「大工さんの手間賃」と「ベニヤ板・プラスターボード費用」が必要ありませんし、全体の作業時間も短縮できます。
つまり、「安くて速い」を望むなら「パテ」と「シーラー」で下地を作る方が向いています。
ただ、パテ・シーラー処理の下地は、ベニヤ板やプラスターボードを貼り付けるほどの完全に平滑な下地は望めないのがネックだと言えます。
前置きはこのくらいにして、作業風景を紹介したいと思います。
じゅらく・砂壁にクロスを貼る「宮崎市K様邸の作業風景」
作業工程①:砂壁・じゅらく壁を剥がす
画像のようにK様邸は和室特有のいわゆる「砂壁」が施工されていました。
今回は「パテ・シーラー処理」で下地を作るパターンでしたので、床(畳)を汚さないようシッカリと養生して砂壁を落とします。
その画像がこちらです。
繰り返しですが、砂壁・じゅらく壁を剥がす作業はしっかりと養生しないと、あちこちメチャクチャ汚してしまいますので養生に1番神経を使います。
剥がした砂壁がこんな感じです。
作業工程②:パテ処理
砂壁を剥がし終えたら、パテを壁全面に塗り下地を整えます。
パテを塗布したら完全に乾燥させます。
作業工程③:シーラー処理
パテが乾燥しサンドペーパーで削ったら「シーラー」を壁全面に塗っていきます。
作業工程④:クロス(壁紙)を貼る
シーラーが乾き下地が完成したら、いよいよクロスを貼っていきます。
いくつかポイントがありますが、インテリアショップWORK'sでは「丁寧」「綺麗」を心掛けることが1番大事だと考えております。
完成:じゅらく・砂壁にクロスを貼る「宮崎市K様邸」
それでは最後に完成画像をご覧ください。
とても綺麗になりました。
K様にも「お部屋が明るくなった」と大変喜んで頂きました。
「私のお部屋もクロスにしたい」
という方はお気軽にお問合せください。
ちなみに、下地の不陸を補うために厚手の生地を使うのがおすすめです。
「費用は一体いくらぐらいかかるの?」
こんな疑問がある方も多いと思いますが、同業他社様のご迷惑になる可能性がありますので、ここで費用を書くのは控えたいと思います。
「詳しく知りたい」という方のご連絡お待ちしております。